Phantom〜Requiem for the Phantom〜Mission-2｜アニメデータベース

『Phantom〜Requiem for the Phantom〜Mission-2』の内容

私たちは… 誰でもない亡霊（ファントム）…。
第3話 「実践」
「決められたコースでも、君が望み、努力する限りどこまでだって加速して行ける」
クロウディアの言葉は、ただ組織の奴隷の様に生きていくしかないと思っていたツヴァイの心に一筋の光明を与える。
訓練を重ね、ツヴァイはアインによって暗殺者として着々と仕上げられて行った。サイス・マスターの思惑通りに…。

しかし、まだ心までは、暗殺者に成り切れないツヴァイ。実際に彼に人が撃てるのか…。
だが、そんな彼の心にかまわず任務は下される。内容は実戦での試験。
相手はアメリカ海軍のウォレス大尉。助命をエサに戦わされる組織にとって用済みの協力者だった。
突然の事に動揺し喚き立てるツヴァイにアインは、冷たく銃口を向ける。
「もう一度だけ、選ばせてあげるわ。すべて受け入れて生き残るか、それとも拒んで死ぬか……」

第4話 「暗殺」
ショッピングモールで少女が、疲れ顔の少年を連れまわす。
どこにでも日常的に見られる光景だった。
ありふれた若いカップル…まさかこの二人が暗殺者だと思う者はいないだろう。
そう、インフェルノのファントムだとは…。

ウォレス大尉を始末した事により、正式にインフェルノの一員となったツヴァイはアインと共に任務を受けていた。
今回のターゲットはダラス･マフィアのボス、ドン＝ルシオ。
暗殺の現場はショッピングモール、厳重に警備された屋敷から孫娘のプレゼントを買いに出た所を襲撃する手筈だった。
ターゲットの到着は翌日の午後3時。ツヴァイとアインはカップルに偽装し絶好の襲撃ポイントを探っていたのだった。

アインとツヴァイ…彼らにも本来ならありふれたはずの日常。
だが、それさえも、もう遠すぎて、偽装の中だけにしか存在しない…。

第5話 「刹那」
ファントムという牙を用い、敵対組織を呑みこみ、日ごとに勢力を拡大していくインフェルノ。
そして、次なる獲物はストーンファミリーが仕切る縄張り＝メラニースクウェアだった。

ボスのトニー・ストーンは【石頭トニー】とあだ名される昔気質のマフィア。
新興の組織であり手段を選ばないインフェルノとは水と油。当然、素直に傘下に入るはずもなかった。
このままでは大規模な抗争にも発展しかねない。
そんな折、ツヴァイはクロウディアからトニーの妻エバと幼い息子デュークの監視を命じられる。
交渉の切り札として使うつもりなのか…。とすれば、状況によっては彼らも…？

アインと共に監視をしていたツヴァイ、その視線が偶然デュークと交錯する。
感情など既に失くしたはず…。だが無垢な瞳に見据えられ、ツヴァイの表情は歪む…。

©KADOKAWA / メディアファクトリー

Phantom〜Requiem for the Phantom〜Mission-2について

「Phantom〜Requiem for the Phantom〜Mission-2」は、KADOKAWA / メディアファクトリーが2009年8月25日に発売のアニメーション（DVD）作品。出演者は、高垣彩陽、千葉進歩、千葉一伸、志村知幸、石川英朗、入野自由、渡辺明乃、保志総一朗、久川綾。JANコードは、4935228091782。インターネットによるオンライン動画配信もあり。